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   京都にある緑苔の美しいお寺。
 ある程度の年齢になったら、メイクやファッションは、女性にとって「名刺」のようなもの。「私はこういうふうに生きてきました」、あるいは「こういういふうに生きていきます」という意思や生きる姿勢が、自然と外見に滲みでるものです。これから一緒に人生を歩んで行きたいと思うのは、自分自身の思い出や作り手の思いが伝わってくるような「ストーリーのあるアイテム」です。たとえば革のブルゾンやジュエリー等、何十年も使い続けていると、たとえ物であっても、血の通った自分の一部になってくるような感覚を覚えます。
「熟女は薄化粧・年齢を味方につける大人の生き方」 伊藤緋紗子 著(講談社)

 旅が好きで今まで、国内外様々に思いつくまま訪れてきた。そのつど思い出の引き出しはどんどん増えている。昔のように写真をとりまくり、帰ってからの写真現像や友達への焼き増しなどの作業はもう今では姿を消した。しかし旅の面白さや味わいは年々深くなってきている。高校を卒業した頃、「さあ!これから行きたいところへどんどん旅しよう!」と大学生の自由さとバイトで貯めたお金をすべてつぎ込んで色々な所へ行ったな。怖いものなんか何もなかったし。今、思い出してみても旅の思い出は懐かしいというより、とにかく楽しかったとしか思い浮かばない。それがたとえトラブルであろうと、
後々友達との楽しい笑い話になるだけだ。

旅コン③
 テーマを持って、さあ旅立とう!

 今回、改めて書いてみたかった事柄、「旅のコンセプト」を新たに考えてみようと思いたった。コンセプトの意味はというと、物事の概念や観念を表しその物事の骨格を表す言葉、とある。そうか〜骨格ね。私の思っている好きな旅の骨格を見出し、今年の旅の「テーマ」を決めてみようかな。今までは季節や観光名所、ご当地グルメなどの一般的な観点で、いわば旅先をムードで決めていた。しかし今年はもうちょっと突っ込んでみて、コンセプトに沿って行き先を決めて、どのように現地で過ごすかというストーリーを編んでみたら、旅そのものが膨らんで今まで以上に楽しく面白いかも知れないなと考えた。

サントリー
白州の森はウイスキー博物館やショップ、レストラン等があり、ゆっくり楽しめる。

 2016年の今年、旅のテーマはずばり「美」としてみる。美しい景色や美しい焼き物・布を求め、五感に訴える旅がしたい。あっ!ット美味しいものは美しいよね(笑)。数年前だが、山梨県北斗市にあるサントリー白州の森」 を訪れたことがある。6月のバスツアーだったと思うが、朝もやがかかり森全体に鳥の声がひびき渡るようなところだった。あとでこの森がバード・サンクチュアリであると知った。
美しい野鳥の鑑賞画を敷地内ショップで手に入れ、青々とした森から漂うマイナスイオンをたっぷりと浴びた後、工場とバーでできたての白州や響のオンザ・ロックを頂いたが、その美味しいこと!と言ったら本当に格別だった。空気と水の良さでか4杯近く飲んだが、自然の恩恵にめぐまれ、悪酔いせずに帰れた。とにかく美しい森の中にある工場は印象深く、マイナスイオンの効果か、その後数日はお肌の調子がすこぶる良かったことを覚えている。新テーマの「美」の観点からも好印象で、またぜひとも訪れたい所だ。

ビエナビエナ2
  ホテルピエナ-神戸物語はここから始まる!物語の句読点。

 せっかく泊まるのだったら、ホテルの朝食で美味しい場所を旅先に選ぶのもいい。今年行きたいのは、兵庫県神戸市の三宮にあるホテル”ピエナ”に泊って、最近国内で一番人気の朝食(2200円)を食べに行き、神戸の街を20年ぶりだが散策してみたいと思う。
このホテルはヨーロッパ調で、室内の家具はイタリアセルパ社製、ベッドはシモンズのものと、かなり大人向きの洗練された宿泊が可能だ。通常1泊6500円〜と安価なのも魅力で、神戸のラルフ・ローレンショップを訪ね、カーテンやベッドカバーなどを物色するのも審美眼的で美しく過ごせそうだ。

旅コン⑤
  時間を気にせずローカル線の旅、なんて贅沢。

 今、1年間のおおまかな旅の予定を立てている。家族3人で行く旅先は、息子が決めてくれるそうだ。でも費用は私〜!?・・・。
さて、どこになるか楽しみ。家族のコミニュケーションに旅はぴったりである。旅が決まるとそれまでの日常が俄然輝いてくるから不思議。大変なことも頑張れる日常のモチベーションになるので、大いに旅の効果を活用したい。