LifeTour21st

自分の生活をアレンジする旅に出よう!

ポリシーと楽しみ

ブログ最終回。~第2章へ~


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     ヒマラヤの青いけし。今年は2年ぶりに咲いた。(東京薬用植物園)

          「人生は砂時計のようなもの」
              ~Life is like sandoglass~
    時々ストップして砂時計をひっくり返さないと、時間というもんはスムーズに流れなくなるもの。

 いよいよ、このブログも最終回を迎えた。2015年5月4日。GW真っ最中に突然思い立って、ブログの構築を始め、半日がかりで夕方には第1回をアップできたのを昨日のように思い出す。あの時の充実感はハンパなかったな~。(笑)どうして始めたのかと言えば、息子が家を出た事で子育てが終わったんだと。次はブログを育てようと決めたのだった。夫婦2人の暮らしになって、ブログの作成には夫も随分参加してくれていい共同作業となっていたのだ。

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     (東京薬用植物園にて)

1 年目は週3回の更新をし、2年目は週2回、3年目は週1回と、徐々に文章の長さや写真の枚数などもカスタマイズしながら楽しんで続けて来れた。元々3年で一旦打ち止めると決めていたので、自分の目標や行く末も描きつつも結構な達成感で、総読者数も8000名をもう少しで超えるところまで来れた、本当に満足の最終回だ。

 私のささやかなブログにお付き合い下さった多くの皆さまには、深く感謝致します。
ありがとうございました。


 この3年の間に更新したブログ数321回。当初目標だった執筆家への道は1年目から開かれて、その背景にはこのブログの存在がとても影響していたと、担当の編集者から聞いている。また有難い事に電子出版の機会も頂いて、1年目に1冊の著作も出させて貰った。今ではこのブログと著作が、新しい仕事を得るための名刺代わりとなっている。

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     (東京薬用植物園にて)
 
というわけで、予定通りの最終回だが、今後どうするのか?このところずっと考え続けてきた。

 これからは元々のわたしの十八番、旅することを中心にステージを変えて続けて行こうかな?と思っている。旅をあきらめないとでも言い換えたほうが合っているかも。ブログ名もスタイルも完全にすべて変えて5月4日に新登場させようと思う。

 1つの事をきちんと終わらせたら、すぐ次のステージへと進みたい。広い意味で、スピードを持った生きのいい人生旅をテーマにしたブログを多面的に書きたいと思っている。それがわたしのスタイルを進化させ、前に進んで行ける唯一の方法だと思うから。

 ゴールデンウイークは言わば、わたしにとって元旦のようなもの。新スタートに当たり、まったく新しいスタイルの「マイブログ2.0」とも言える、今までよりも一歩も二歩も踏み込んだ記事にしていきたいと思う。変化、変化で行きたいし、守りの姿勢ではどんな事も飽きちゃうものね。


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(東京薬用植物園にて)

それではこのへんで、そろそろお終いとしよう。

          ※新しいブログもどうぞよろしく!今後とも末永くお願いいたします。
                                  みいこ




★2024年4月15日更新 やっと辿りついたライカのレンズ。

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            スマホで撮った紅白のハナミズキ。
「HERMESのレザー」
 レザーはデニム同様に、「育てる」と言われている物。特にHERMESのレザーは、それが楽しみになる方が多くいらっしゃいます。美しさが感じられる上質な素材とステッチワークに垣間見える職人たちの素晴らしい技術。経年変化を愉しみたい方はオンオフ問わずにフル活用させているそうです。自分の手で使い込んで行く経過が好きだと漏れ聞いています。
                                                                                                                                 「HERMES」広告より


まったく興味の無かった写真、このブログを始めてからというもの、虜になったのが3年前。以前、元・日経新聞記者が講師を務めるセミナーで写真の撮り方講座を受けてはいたが、それまでまったくのど素人だったわたし。どうしてブログに写真が必要なの?と自分なりに思いを巡らせてみた。そうか!文章のサポートになるんだ!とわかってからは妙に腑に落ちて、1つの記事に5・6枚の関連写真を自分で撮るようになった。

 一人編集なものだから、週3本のブログを書き、仕事の合間に写真を撮り続けてきた。かなりの仕事量だったがその分、”たかがブログされどブログ”というくらいハマっていった。
iphoneで画像を撮っていたが、それがきっかけとなり、主人の撮る写真の影響も受けインスタグラムにも割りあいと早い段階から投稿参戦していた。

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       ホウチャクソウ 都立小宮公園にて。           

インスタ投稿で見られる多くの粋な画像はわたしのブログ魂に大きく影響した。それも近頃ではインスタの画像や投稿の質が落ちてきたように感じて、ほとんど投稿も閲覧もしなくなってしまったが。

 2年ぐらい前からは、自分の自己流の撮影技術に限界を感じ、すぐに飽きてしまって一体何を撮ったらいいのかわからなくなってしまう事も多くなった。それを見ていた主人から目先を変えるためにデジカメを使ったら?と。丁度いいから自分のデジカメをあげる!という嬉しいお言葉が。もらったデジカメはライカのレンズを装備したPanasonic LUMIX。それからは徐々に、暇をみてはデジカメに親しむようになった。

 基本的にスマホで撮る写真は簡単。だって光や距離などが自動調整されてしまい、かなりの粗が目立ちにくくきれいに撮れるから。でもそんな気持ちでデジカメで撮ってみたら、あら~らあんまりきれいじゃない!と、すぐに辞めてしまった。何も技術を持たないでやっている証拠だよね。でもまた気を取り直して修行し始めた。

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                                           近所の黄モッコウバラ。

夏場は噴水の躍動感や、川や池などの水ものを写す時のLEICAのレンズはすごく優秀だった。とても自分が撮ったとは思えないような雰囲気の写真が奇跡的に撮れたりもした。LEICAのレンズは世間的には高価で、ハマるとお金がいくらあっても足りないと言われている名品。わたしのようなど素人でも、このレンズの魅力に簡単にハマってしまったもの。カメラ好きにはたまらないだろうな。

 そして、昨年の4月、今度はスマホをアンドロイドのHUAWEI-P7Liteに変えたら、カメラレンズがLEICAでしかも三重構造の精彩なものだった。この機種はP10まで出ているが、絶妙なチューニング機で写真撮影専用に購入する人が続出したそう。昨年の名作モデルだ。これでLEICAのレンズでいつでもきれいな写真が撮れる!とその時は小躍りした。(笑)

 デジカメとスマホで写真を撮り、ブログの文章のサポートやバックアップに使うという言わば贅沢な趣味と、仕事上、会社のweb写真投稿を仕事とする今は、もっともっと自分らしい写真が撮れればいいといつも願っている。なお一層センスを磨き、TPOに合わせたわかりやすい写真を心がけたいと思っている。

 プロでもなく、ただの人のわたしでも充分に楽しめる撮影。それはこだわりのレンズで撮るという「ならでは感」が生み出すマジックと巡り合った組み合わせで、現在気分よく楽しめている。そして優秀なカメラはどんな時にどのように撮ればよいのか、それがどう描写されるのかまでを知り尽くしているかのような作品を生み出してくれるのだ。

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 わたしの目下の課題は、夫から借りてるセミ一眼レフ(オリンパス製)を使いこなす事、さすがに使い方のガイドも目を通しているけど中々踏み出せないでいる。

 ということで、GWはセミ一眼の練習をぜひやろうと張り切っている。上手く撮れたらご褒美にちょっといいお酒とつまみも用意してと。
 結局、花より団子のわ・た・し(笑)
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★2024年4月8日更新 今、殻をやぶらなければいつできるんだろう?

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    近所の美しい街道。

             「舌で味わい、目で愉しむ」
              北大路廬山人の言葉

皆がみな、新入社員のようにフレッシュでないにせよ、4月新年度に入って世間全体が新しい空気に包まれているように感じられる。別投稿では、車が壊れた事を書いたり、3月のブログでは夫の病気の進捗を書いたりと、何となくわたしやわたしの周りは落ち着きなく気忙しかった事に今頃気付いた。

 いつもいつもこんなんじゃないないんだけど、人生には時々困難な事や、ええっ~~~!!!って驚く事が雪崩みたいにしばらくは続くこともあるって最近は達観できるようになっている。

 ことさら必死に流れを食い止めるのではなく、流れるままに身を任せて、状況を愉しむぐらいの余裕はほしいもの。ある程度人生の経験値で、だいたいの事は乗り越えられるはずだと、至って楽観している自分がいる。

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            美術館内部から直に満開の桜が見渡せた。

この春は引っ越し業者不足と聞くが、あいもかわらず毎年の移動シーズンには特によく売れる整理術や断捨離などの書籍が目につく。それぞれに工夫があり説得力もありで思わず手にとってしまう。だって本の帯とかで、人生を変えるとかさら~~っと言っちゃうんだもん。これらは誰でも1冊ぐらいは目を通した事があるのではなかろうか?

 わたしも色々と読んでみて、結局のところ「ひとつ物を迎え入れた瞬間、それを始末するまでの責任が生じるものなんだな、と思い至った。

 とはいえ、その物と出会ったきっかけも様々なストーリーがあるはず。だから手放す事、要するに捨てる事に未練や抵抗を感じるし、それは至って自然な気持ちの発露なんだろうと。今までの体験から、モノとはいえ、愛着があればあるほど大切な出会いだったと意識して別れる事が大切だな、とつくづく思う。

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    幹の途中にひっそりと、可憐に咲いた桜花片。

今回の自家用車の買い換えの件では、以前手放した家にもそういう未練たっぷりの気持ちを抱いた事を想い出した。愛着を持ったものへの礼儀として、もう充分に使ったから、心を込めて感謝するという気持ちで別れたいなな~んてね。(笑)

 こういう人生の多くを占めたモノたちには、「捨てる」というより「別れる」と言った言葉のほうが、特に家や車には相応しいものだよね。NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は大好きな作品だったが、その中で印象的なシーンがあった。東京に引越すことになった一家が、引っ越しの荷物を積み出した後、家の隅々まで全員で雑巾がけをしていたシーンだ。

 もしかすると、あの当時の日本人は皆そういう美しい「ちゃんとした別れ方」ができていたのだろうな、と記憶を振り返ってみて今更ながら感じる。

 暁斎
   暁斎漫画の世界

大切な思い出のある物たちを、捨てるのではなく別れるという言い方に変えると、気持ちが違ってちょっといい。自分の偏狭な感情から抜け出し、小さな殻を破るいいチャンスだよね。

 まあでも、ちょっとセンチメンタル過ぎるかな。(笑)

                             狂斎

生活の中で発見したワンスペース。

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     雪の降る直前の浅川にて。

 人生色々なことがあるけれど、ケーキを焼く時間も、そして、誰かと一緒に食べる時間も、あっという間に過ぎ去って行きます。最後に残るのはファンタジーのような思い出。だからこそ大切にしたい今という時間が、明らかに存在するような気がしています。
                          「北欧からの優しいお菓子」行正り香・著(講談社)より

 わたしと夫は結婚当初、京王八王子駅前の都会的な分譲マンションに住んだ。商社マンの友人がN・Yに3年間の転勤になるという事で、結婚するなら代わりに住んでくれないか?という申し出をもらい、そうする事にした。

 当時丸の内まで通勤していた夫は、願ったり叶ったり駅まで2分の物件をたいそう喜んでくれた。私もその3LDKのマンションでピアノ教室を開き、50人ほどの生徒を教えながら都会ライフを楽しんだ。

 3年半後に戻ってきた友人は、ニュージャージーでの広い家で家族が増え、その暮らしに慣れてしまったらしく、もうここには住めないなあ~なんて言っていたが、やはりこのマンションのアクセスの良さにはかなわず、そのままかなり長く住んでいたそう。

  マンション

 その後、私も長男を授かり、保育園の傍のマンションに移り住んでいたが、転居3回目で京王八王子駅徒歩15分の浅川沿いに念願の1戸建てを購入した。そのころはバブル経済が弾ける直前で、25坪と小さな物件だったが結構な高値にも関わらず、銀行融資も運よく通りローンを組んで購入した。

 当初、結婚して15年目、だいぶ物が増えてきたこともあり、快適さに重点を置きながらも徐々に断捨離をしていった。物の整理が一番大変でお金もかかる事だもの。その後、15年間住んだ1戸建てが生活スタイルに合わなくなったため手放し、やはり駅に近い所のマンションに移り住んだ。そのうち母の介護が始まったことをきっかけに、それでも一緒に住む事を嫌った母の手前、母の家にほど近い集合住宅に移り住む。

なんだかんだと5度目の引っ越し!それが今の住まいだ。たとえ購入したものでも自分たちの暮らし方に合わなくなった時には、サッと手放して次へ行ける身軽さがわたしたちの思う最適で豊かなライフスタイル。

 子供も独立し、夫婦2人が住むのだからと狭くても快適な物件を狙い探しに探した。3LDKから2LDKと完全に一部屋狭くなったが、この33年で一番快適な住まいになった。持ち物も3分の1に減らして、大量の本(約2000冊)や家具など処分し、必要最低限なものだけを持ってここに来た。北欧風のはめ殺し窓のある白い建物には北欧のインテリアが良く似合う。そこで、カーテンやソファーカバーなどはIKEAに行って、雰囲気を合わせて買い求めた。

 玄関には夫が以前誕生日に買ってくれたパウル・クレーのリトグラフを飾って奥行を出すようにした。ワンポイントに無印良品で買ったフレグランスライトを置いて、アロマとライトで夕方からはホッとするような雰囲気も作ってみた。書斎にはアルミ&木製のフロアスタンドを置いた。インテリアでは照明に凝っているわたしたち。

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   会議中に作ったホットケーキのペーパークラフト。 

日本の家やマンションの間取りは総面積が少ない割に廊下が多いと思う。子ども部屋や夫婦の寝室など細かく区切られているため、解放感に欠けると思い、夫婦2人になった今、ワンスペースにこだわって、壁を上手に使い、夫の書斎スペースを取った。

 後は和室を生かして布団ライフ&つなぎ部屋にして、多目的に部屋を使ったり、LDKでは大型テーブル(松本家具)をどん!と置いて、半分はわたしの書斎(笑)半分は食卓とし、食事の支度や家事などをしながら原稿を書いたり営業のとりまとめをしたりと、狭いながら理想の空間が実現している。物を徹底的に減らしたので、無理なく無駄も省け、新しい買い物も楽しめるといった最高に有益な引っ越しとなった。

 玄関から直接リビングへ向かうわたしたちの家。要するに和室1つとリビングに繋がるフローリングのワンスペースがあるだけ。すごく狭い。それでも駅に比較的近くて、自然豊かな都立小宮公園を擁する加住丘陵と富士山を望むいくつかの坂。環境はバッチリだ。

 好きなインテリアと靜かな環境に囲まれて好きな仕事をしている。もう、物や大きい家はいらない。所有する事に興味は全く無くなった。自分たちで築きあげた住まい方や暮し方をこれからも磨いて行きたいと思っている。頭を柔らかくしながら生活発見の旅を続けて行こう。

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    家のそばの坂から撮る夕暮れの富士山。

 人生の様々なチョイスを乗り越えて生きてきたけど、一番大事な事は、自分の信じている価値観を貫く事と変化に対応する力なんじゃないかな?自分の意志でやりたいことを見つける。失敗してもすぐに立ち上がる。そんな強さとしなやかさを持ち合わせた女性を今でも目指している。

 いつまでたっても自由人を目指そうじゃないか?な~んてね(笑)

                  住まい

今、再びハウスワイフ2.0で行く?

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ハウスワイフ2.0とは?
● 会社を選択的に離脱する。
● 企業社会で燃え尽きた母親世代を反面教師にする。
● 田舎暮らしを楽しみ、ジャムを作り、編み物をする。
● ストレスのある高報酬より、ホッとできるくらしをする。
● WEB、SNSを使いワークシェアを利用する。
● ブログで発信、起業もする。
● 家事を夫と分担し、余裕をもった子育てをする。

ハーバードやエールなど一流大学を出ていながら投資銀行、広告代理店、官庁などの職を捨て、
続々と主婦になるアメリカの若い世代。ファッションも古い時代に逆戻りが流行るなど、アメリカメディアで大論争を呼んだ話題の書。
「ハウスワイフ2.0」エミリー・マッチャ―著(文藝春秋版)



 毎年、ささやかながらも我が家のお節料理を作る12月29~30日。買い出しから仕込みまでがそりゃあ大変だが、わたしの作る10種類のお煮しめ(ニンジン、タケノコ、レンコン、コンニャク、シイタケ、チクワ、焼き豆腐、サトイモ、昆布、ゴボウ)これを食べに息子は帰省してくるのだそう。
箸休めの柚子と聖護院大根の千枚漬けやりんごのコンポートなども一緒に作り、元旦の夜のビーフシチューを仕込み、伊達巻、黒豆とエビや刺身など海鮮は買って、関東風のお雑煮やそれぞれの好きなお酒を用意すれば準備OK。

 お煮しめは1品1品煮るので時間がかかるけど、普段キッチンに立つ時間が少ないわたしにとっては、やっと主婦の時間が戻って来た~!とばかり29日朝、まずはすごいスピードで大掃除をし、買い出しをし、塗りのお重やお椀を出し、30日は早朝父と母のお墓参りの後、1日お煮しめに没頭し、31日、正月花を生けて、お蕎麦の天ぷらを揚げる頃、N響の第九を聴く・・・毎年楽しみな暮れの家仕事なのだ。

 さて、本題のハウスワイフ2.0だが、そもそもアメリカ全土で論争までになった原因は、より良い職場=高収入を得られる職業に就くためにハーバードなどを優秀な成績で卒業し、フェイスブック社やグーグル社、アマゾンなどの巨大企業に就職を果たしたものの、そのサイボーグ的な仕事人生から一挙転身!田舎暮らしを始めて、農業に従事したり、マンハッタンのマンションでオリジナルマフィンを焼き、慈善事業団体に寄付するなどの提供事業を立ち上げる若い女性の動向からだった。

 自分一人でできる小さな仕事をする事で、女性ならではの感性やインスタグラムなどへの投稿、自身の私設ブログの執筆などで自分の存在証明を図る!っといった流れが急速に全米各州で起ったためだった。企業に埋没して、自分の人生を真っ暗にしたくない!という新しい価値観の誕生だったそう。
ハイヒールを脱ぎ捨て、コンバースや長靴を履くといった具合。WEB上では、素敵なカントリーハウスで、パンやジャムを作り、編み物をし、野菜をオーガニックで作り、子育ても大自然の中で伸び伸び~みたいな記事で溢れたんだとか。

実に私設ブロガーの3人に2人の割合で高学歴大企業離脱者だった事が論争になり炎上したってわけ。先を争うようにキャリアストップ~婚活~結婚~出産~起業と目の回るような人生劇場だが、元々企業戦士だったんだもの、これくらい朝飯前!(笑)
ある意味、高学歴高収入を実現してきた独身女性たちへの幸せの警鐘になってしまった!といういわく付きの一書だった。わたしも2016/05/17日付けのブログでこの書籍を紹介しつつ、いよいよ個人の価値観重視の時代到来だなあ~と思っていたのだ。

 わたしは結婚当初、できる限り仕事は辞めないで!!と、夫から言われていたのでずっと働くという価値観のままブレずに生きてきた。ただ、以前のような演奏家&音楽教師だけの道が続くと思っていたのだけれど、やっぱり人生はすごろくのように出た目で変わってしまう。大病をし、今まで通りの仕事に従事できなくなったけど、次のやりたい仕事がわたしを待っていたのだから。
実際のところこの書籍と出会って丸2年、時代はIT化が進み、人手の必要な仕事はどんどん削減されて、今や日本でも職にあぶれ貧困という言葉が普通に論じられている危機的状況だ。
大企業神話が崩壊し、その中で自分の仕事がしっかりある、やりがいがある、きちんと対価に見合った収入がある・・・といった職種や職場に恵まれているほうが男女区別なく稀な時代になってしまっている。

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         1月12日 旧日産工場跡地にて。夕暮れの雲海に出会えた瞬間。

 今のわたしは、女性が50代で会社員という言わば少数派なのだが、定年まではしっかりと働き定年後数年間は嘱託で自分のペースで働けるように健康とビジネス感覚のバランスを取りたいと願っている。まだあと10年は行くよ!
しかし定年後の自分がイマイチ思い描けない事から昨年より執筆業を兼業で始めた。これが今では楽しくて仕方がない。主に新刊書籍のブックレビューをメディアを通じて週5本書いているが、当初、出版不況の底上げへの使命感を持って初めてみたが、文章構築の勉強になるし、いち早く新刊が読めるし、締め切りという絶対厳守のルールの元で緊張感のある毎日が叶った事で、最高の趣味と実益を兼ねた仕事になっている。
もしレビューの神様がいるとすれば、裏切らないためにもさらに良いレビューを書いて行こうと思う。幸いな事に私のレビューは若い女性の支持と共感を受けて良く読まれていると。頑張れ~!!と、年末に編集者から労ってもらったばかり。

 また、このブログはわたしの自己表現の場で文章と写真の娯楽を楽しんでいるといった具合だ。
ブックレビューの執筆もブログの作成も、長い間仕事に従事してきた自分への最高の贈り物だったのかもしれない。
週末に家事をまとめてやり、1週間分の買い出しをし、レビューを執筆、さらにブログを書き、写真を撮り、要するに本業以外でも本当に充実したハウスワイフ2.0生活の実現?が叶えられている。
でもかなりの手抜きと、面倒を見なければいけない家族がいない、今だけのわたしの自由時間かもね。

 書籍が何でも自分の希望も夢も叶えてくれるわけじゃない。自分の願う方向へ思考を続けて、行きたい方へ勇気を持ってシフトチェンジする事で叶えられるものなのだ。
今では老後の不安よりもこれから先へのワクワク感が強い。世間の風潮をまずは知ってから、それがネガティブな路線だったら、自分の両脇にどけて、今やりたい事を徹底してやる事が未来の自分を作るんだよね。

人生まだまだ。
これからだよ(笑)

袖振り合うも他生の縁

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    わが家のそばから撮った夕暮れの富士山。(12月25日撮影)

 もしあなたが小説を書きたいと志しているなら、あたりを注意深く見回してください。~中略~世界はつまらなそうに見えて、実に多くの魅力的な謎めいた原石に満ちています。小説家というのはそれを見出す目を持ち合わせた人々の事です。そしてもうひとつ素晴らしいのは、それらが基本的に「無料である」ということです。あなたは正しい一対の目さえ具えていれば、それらの貴重な原石を選び放題、採り放題なのです。こんな素晴らしい職業って、他にちょっとないと思いませんか?
               「職業としての小説家」村上春樹・著(スイッチ・パブリッシング)より

わたしは、タイトルの「袖振り合うも他生の縁」ということわざが好きだ。たった今すれ違って目と目が合っただけでも、その人とは前世からの因縁があったということ。実際にそうなんじゃないか?と最近は良く感じている。仕事で電車に乗って移動中の時に、その乗り合わせた人について、端から順繰りに思いを巡らせることがよくある。誠に、勝手ながら、目の前の人の人生を想像するのだ。

 例えば、向かい側に座っているご高齢の紳士も、昔は赤ちゃんで、両親もちゃんといて、手が付けられないほどの腕白ぶりで・・・とか、隣のちょっとくたびれたお父さんも、今ではひたすら怖いだけの奥さんにプロポーズをしたんだろうな。ばらの花束とか買って・・・OKをもらったお父さん、シアワセの絶頂だっただろうな~とか。

 そうやってお一人、お一人のストーリーを延々と考える。人の数だけ暮しの営みがあってすべて物語となる。そう思うと誰も無下にはできなくなってこない?だってみんな誰かの愛しい人なわけで、わたしの妄想のえじき(笑)となったのも、「同じ車両に乗り合わせた」という袖の振り合いでしょうね。

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というわけで、人が好きで人との縁をどこまでも大切にしていきたい・・・と常に思ってきたが、やっと、そういった自分自身のナチュラルなヴォイスを小説というスタイルで語ってみたくなったのだ。で、ある米国の出版会社で、小説が出せたらと準備しているところだ。いつも挑戦者でなきゃね。自分から売り込んでなんぼ!って感じ。

 手続きが非常に面倒なんだけど、驚くほどワクワクしている自分がいる。米国納税者になるための登録とか、減税申請だとか、今までやった事のない事にどれだけ挑戦できるかが、わたしのアンチエイリアシングというか栄養源かも。小説の進捗はこのブログで時折アップしていこうと思う。満を持して~なんて言う大げさな事じゃなくて、今やりたいからやってみる!という視点なのだ。

 無名の挑戦はことのほか楽しい。夢中になれる事を見つけちゃったんだもの。後は、やり切ったら、アジアのビーチを極める。癒しと少しの日焼けで気持ちだけではなく見た目もちょっと若めになって、今までの自分から脱却するのよ~(笑)

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  で、こんな妄想じみた話をカメラマンとメイクさんに聞いてもらい撮った写真がこれ!書籍は紙だろうと電子だろうとカバー写真は付きものなので、それを想定して撮ってもらった。

 これは、12月2日のウーマンエキスポの事前申し込みで手に入れた嶋田ちあきメイクスタジオ&撮影券(無料)を使い、プロの手で撮影して頂いたもの。いつもよりケバいので(笑)ちょっと恥ずかしいんだけど、新しい事をやる時はこのぐらいエイ!!ってやっちゃわないと、高く飛べないものね。そして、このブログも今月総読者数7300名を超えて読んで頂ける嬉しさを噛みしめている。

 元々誰かのために書くという気持ちはこれっぽちもなく、おおむね目指すところは、「自分にピッタリくる腑に落ちる言葉を組み合わせて、気持ちよくスッキリしたかった!」という単純な事だった。ブログに文章を書いて自分の言いたい事や表現をしたいという「自己治癒」的な発想も多々あった。

 稚拙な文章でも書く事で自分の気持ちの歪みやズレを解消し次のステージへ昇華させる事ができる。自分自身、初めて自分に納得できたし、ブログという媒体自体がどこかホッとするような心の安全地帯みたいなものに思えたからかもしれない。まあ、どんなことも辞めてしまえばそこで試合終了。それじゃあもったいない!続けられてなんぼでしょ(笑)


ともかく今年の締めとして来年の挑戦事も語った事だし、これをもって今年最後のあいさつに代えたいと思う。皆様には今年もこのブログをご愛好下さり、いつもながら感謝に耐えません。ほんとうにありがとうございました。

 2018年もますますご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
                                 みいこ
                                    戌


We’re All Alone 一人になりたい時。

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    12月2日 晴天の東京ミッドタウンビル群。(HUAWEI  P9LITEで撮影)

2017/12/10 ブックレビュー② 』 西 加奈子 著 (ポプラ社)
 シリアに生まれ、日本に住むアメリカ人男性と日本人女性の夫婦の元に養子としてやってきた、ワイルド曽田アイ。アイの家庭は裕福で、両親は優しく、常にアイの意志を尊重してくれる。しかし、アイは物心がついた時から、恵まれた自分の環境を思う度、内戦や地雷、テロ、などにさらされる祖国の人たちを思い、「どうして私ではなかったんだろう」と苦しくなるのだ。そんな痛みを密かに胸に抱きつつ、成長したアイは数学の道に進み、親友ミナや恋人のユウなど掛けがえのない存在に出会って行く。世界では様々な悲劇が起るが、アイは自分の使命に駆られ、死んだ人たちの事をノートに書き留め続けるのだが・・・。

 今年の夏のこと。ネットテレビHuluで話題になった 佐々木希×玉山欽二主演 のドラマ、「雨が降ると君は優しい」を概要だけ空港に行くバス中で観た。妻が精神的なある病気にかかってしまい、雨が降ると勝手に外へ出て、見知らぬ男性と関係を持って失踪してしまう、という話なのだが。

 特に印象に残ったのが、全編に渡ってあのBoz Scaggsが歌う大ヒット曲「We’re All Alone~二人だけ」がむせぶように流れるメロディと歌詞だ。この時、どんなに長年付き合って相手の事を解かったようでも、人の心は基本的にはそれぞれが「ひとり」という単体なんだな、と深く心に響いたのだ。

 この歌詞の内容は恋人同士の話しらしいが、やはり「僕たちはみんなひとりぼっちなんだ」という言葉が、今まであんまり良く理解できていなかったな、と感じたのである。この挿入歌をさらに調べてみたら、内容の相違から数年経って、別の歌手(リタ・クーリッジ)がカバーした時に邦題を「みんなひとりぼっち」に変えたとのこと。このことでもう一度、世界的に大ヒットしたようだ。


 以前こんなことがあった。わたしの友人の女性が、当時計画していたNPOを立ち上げる最中で心身ともに衰弱し切っていたのか、お茶の約束をしたレストランで会うなりかなり大きな声で「ああ、もう、ひとりになりたい!!」と訴えたのだ。それはこっちにしてみれば、普段の彼女の大人しい性格を知っていればこその、青天の霹靂ぐらいの驚きであった。

 彼女は人が大好きで、いつも人の中で何かすることが生き甲斐だと思っていたからなおさらだった。でもそんな彼女の心の叫びを聞いてしまったわたしは、もう何も話さなくてもいいよ、と言いながら、少しでも労わたいと感じたことが思い起こされる。そしていろいろと悩んでいたであろう彼女の心の内を鑑みると、とても愛おしく感じた。その瞬間を今でも、自分があまりにも忙しい時にはふっと思い出してしまう。

 都心での長丁場の会議そのあとの会食・飲み会の後や、セミナーやたくさんの人のごった返すイベントの後など、ふとわたしはひとりになりたい、とよく思う。それは、1日の来し方を振り返るためのある意味甘美な時間とも言えるのだが、そんな時はiphoneでジャズに浸りながら家路へ急ぐ。何とも素敵な時間。

 だって、どんな人でもずっと人と四六時中一緒だと、息が詰まっちゃうよね。時々抜いて、多少寂しいぐらいの間を入れるのが丁度いい。だから、このわたしのひとりになりたい病は、ひとりぼっちの持つ小さな悲しさを持ち合わせているわけではない。
 何と言っても、たまのひとりぼっちは贅沢な自分のプライムタイムだと思うからだ。

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  沢穂希さん、東幹久氏、嶋田ちあき氏、グーグ・クリコのステージなど4本のセミナー。

そんなわけで、12月2日(土)には毎年2回開催される日本経済新聞社主催のウーマンエキスポ2017/ウインターへ、いつもの通り早朝から単独で行ってきた。六本木東京ミッドタウンに、「働く女性」たちが何万人と押しよせるビッグなイベントである。

 すべて事前予約制なのだが、ほぼ無料のセミナーや各企業の出展ブースなど、最近ではビジネスショーというよりは、働く女性の美と健康と癒しを目的とした内容が目白押し。私はセミナー4本を受けつつ、すきまで出店ブースを回ったりした。事前抽選で当たった「ヘアメイク付き写真撮影」もこなし、無料で丸1日一人で存分に楽しめた大満足の時間となった。

 シャンパンメーカーのグーグクリコ主催のアワードに登場した方で、ニュース23でキャスターを務める雨宮塔子さんは、現在子どもと夫をフランスに置いたまま、単身赴任中の身だそう。戦う女性というよりは、ロングヘアをかき分けながらゆったりとたおやかに話される雰囲気は、ふっと肩の力の抜けたいい感じの女性。今は、やりたい仕事と家族のために張り切っていると語る。

 彼女の言葉で印象的だったのが「常識を外れても大丈夫。むしろ外してもっと、自由にやりたい事をやったほうが人生豊かなんじゃないか?とフランスに長く住んでいて思うんです」と語った事。肩肘張って生きていると心も身体も長持ちしないもんね。
 確かにその通りと妙に納得。


ともかくも毎年この時期の一大イベント、色々な人の話も聞いて新製品の試飲や試食もしサンプルも山ほど貰って、心身ともにリフレッシュできる。また、来年の春も楽しみ。

 というわけで、今回はひとりの時間がもたらす人生の価値的使い方について書いてみた。
年度末、一度っきりの今年を幾度となく思い返すために、たまにはひとりの時間を持ちたいし、次の年のスタートに相応しいアイデアを考える、こんな時もひとりがいい。

 でもね、、、本当はボッチはきらいよ(笑)


自己投資にこだわる理由。

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        午後5時の西新宿 (2017年11月9日撮影)

 博報堂に入社してすぐ、自分のデザインを営業に見せた。「かっこいいでしょう?」「どこが?」「なんでわかんないんだ?!」デザインだけでなく「言葉」を補うことが必要なんだと、その時理解した。         「1冊まるごと佐藤可士和」 Pen編集部 (阪急コミュニケーションズ) より

 11月も中旬を過ぎると、書店店頭では年々早まっている来年用手帳&カレンダーなどの売り場は少しずつ縮小されていく。空いたスペースはクリスマス&年末年始の書籍フェアに使うんだそう。そういった書籍の中で目立つのは、やはりお金関係の本かな。

 どうやって仕事や人生で成功を収めて富豪になるか?と言う単純明快な内容のものから、本物の自己投資をするクセをつけて、人と比べるのではなく自分のモノサシで幸福度を測るやり方など、それは、それは、数多く、100人の著者がいれば皆それぞれ違う観点で執筆されたんであろう書籍のオンパレードになっている。思うに、今の時代は、ネット社会であらゆる情報が多量に流れては消えていく状態。「これさえあれば一生安心だ!」というものがなくなりつつある。

 つい数十年前までは、学歴や大企業というものが圧倒的な幅を利かせていた。しかし、今は高学歴で無職やフリーター、大企業であっても倒産する時代・・・。というわけで、お金は将来への自分への投資に使うのが一番なんじゃないか?と考えているわたし。

      自己投資イラスト

ここで我が家の話をすこし。一人息子(28歳)は、大学受験時に本人と相談して、「学費は全額奨学金で賄う」と決め、自宅から通える大学へ入学した。家計への負担という事だけではなく、早くから自立したくて仕方がなかったと。本人の気持ちからそうした。現在は会社員として単身で暮らしている身。そろそろ結婚なども視野に入れているようだ。

 そんなワケで教育費という枠がかなり軽減された我が家で、その当時、わたし達夫婦が何に自己投資したか?と言えば、2年あまりの間は、夫が東京都の援助を受けてとある大学院に通ったが、後はお互いの仕事の負債を埋めるための資金に変わっていった。

 そうこうするうちに、3年目にわたしの大病をきっかけに、まずわたしのすべての収入がストップし、夫もわたしの介護をするために慣れない自営に変わらざる負えなかった。とにかくすべて生きるための資金に早変わりしてしまい、大変な状況にかまけて自己投資する余裕すら無くなっていたのである。

 考えるに本気で将来の自分のためになり、後に回収できるような「自己投資」をする気があるのであれば、意識的に収入の5%を自己投資に充てるなどの明確な割り当てを決めた上で、何をやるか?など自己分析をしっかりと詰めておくべきだった。今さらだけど、せっかくやったのに、投資じゃなく浪費になってしまい、道半ばで挫折していまったというふうには誰もなりたくないもの。

       自己投資②

そこで、日経ウーマンオンラインの9月頃の記事で感動した話があるので書いてみた。

 元宝塚トップスターで現在は女優の真矢ミキさんは、今年9月に高校認定試験の5科目に合格した。彼女は、「高校、大学に行けなかったという人生の穴が、自分の中で大きく空いていた。その時は当時の夢に費やしたもの(宝塚)があるからという考えだったけど、埋められるものなら今から埋めてもいいんだと分かった」と、涙ながらに語っている。真矢さんの時代の宝塚は、高校認定されていない音楽学校だったから、それからずっと中卒のままだったのだそう。

 朝のテレビ番組に出る様になり、そこで共演する専門家たちと触れ合うなか、その知見に触発されての受験決意だったらしい。いずれは必須8科目の残り3つも合格して大検をとり、大学入試も視野に入れているとか。塾へ通い、毎日仕事の合間に1日5時間は勉強しているという頑張り屋さんだ。

 心に空いた人生の穴を埋めるために、50代からの「まき直し」の人生。ここにわたしはいたく感動した。真矢さんにとっては、「もう仕方のないこと」と諦めきれなかった自分という資質への投資。この話しは、ローリスク&ハイリターンも見通して、これなら自分でもコントロールできるという決意と一念が招いた最高の体験だろう。自分も、もし穴だと思えることがあり、そこにすき間風が吹くようなら、自分で自分への自己投資を早急に考えて穴を埋めていたいものだ。

       自己投資①

 さて、わたしの穴はなんだろう?さしずめ、病気の後遺症の改善かな。46歳で失った機能の再生が本当にできないものか?もっと徹底的に追及して、麻痺していて無理!と主治医から言われた言語や喉の機能の改善を諦めず、リハビリに頑張り続けていこうと思案中。ただし無理は禁物!と自制しながら、元通りとは行かないまでも歌が歌えるようになるまでは頑張ろう。

 自己投資には夢や希望がある。お金をかけてもいいし、かけなくてもいい。
人生は勇気さえあれば、本人次第で、いつでもどういう形でもまき直せる。

 やり切って最終に、自分で自分にあっぱれ!と言ってやりたいもん!(笑)

                                   jikotoushi

ワクワクする仕掛けをどう作る?

    バカラ
       恵比寿ガーデンプレイス;先週末から美しいバカラのシャンデリアが見られる。

 面白いことはこの世にまだまだたくさんあるのよ。なかったら作ったらええねん。~中略~ 人の集まりというはいかにして笑いの種を見つけるか。そういうコツを知ってたら、世の中を生きるのが楽になるかもしれないですよ。何せ世の中は「かもしれない」の連続だから。
                                                        「 一生、女の子 田辺聖子 著 (講談社)


 11月は、堰が切れたように体の不調から始まった。
 月初の仕事を終えて帰った2日の夜。どうも気が落ち着かないというか、心ここにあらず的な感じで着替えもせずしばしボ~~!っと立ち上げたPCを見ていたら、突然襲ってきた吐き気とめまい。それこそ何もできず、その後19時過ぎには早々布団にもぐりこんだ。

 それでも時折襲ってくる吐き気に洗面所へ行くも、激しいめまいで立っていられない感じ。慌てて近寄ってきた夫によると、目を凝視したまま薄青い顔をして立ちすくんでいたんだそう。焦った夫が、倒れないようにとりあえず椅子に座らせてくれたのだけど・・・。

    時代③

 なぜそうなったのかそれまでの1日を思い巡らせてみる。昼間は元気に普通に仕事バリバリだったのだけどなあ?どうしたんだろうと。自己診断では、更年期障害の症状(めまい、低体温)と疲れによる風邪の初期症状が相まって表に噴出してきたと・・・こういった状態。しばらくして鏡のなかの自分を確認し、見た目がちと怖いけど大した事はないと言い聞かせて、これは神様が早めにくれた秋休みだと考えるようにしようと、症状が治まるまで一切の仕事も雑用も封印して布団の住人になると決め込んだ。

 体調不良、それはそれで意味のある事だと考え直して、一応スマホだけ持って再び布団へ直行。わたしのブログももうすぐ3百回、当初の区切りとして設定した回数に達する。12月以降、このブログをどう改良し、どう運用していくかしばし考えてみることにした。わたしのブログは、誌面をPCで見る場合とスマホで見る場合のデザインや行間などのカスタマイズをやっているのだが、実際のところ、アップされてしまったら、ほぼPCでしか確認しない事が多い。良い機会だから自分のスマホブログへ飛んで、しばしの間読んだり眺めたりしてみた。

 改めてスマホでみるわたしのブログは、意外なほど自分で言うのも変だが洗練されてるなぁと感じる(笑)。写真のサイズ感や文字数なども悪くない。まあでも勝手に入ってくる広告がちょっと嫌かも?と、ちょっと感じた。他の人気ブログを見て思うことだが、内容とは関係のない広告が勝手に文章の真ん中にど~んと来ていたり、いかがわしい画像が入っていたりと、ご本人はどう思っているのだろう?と思ってしまうブログも結構多い。無料ブログだから仕方がないかあとも思うが、それでもPV数が上がれば何でもあり!みたいなブログは、あまり好きになれない。

             時代②
                  時代の底流を読む

 わたしのブログは比較的余計なものの少ないブログサービスを使って作成しているので、ある意味自分らしさが出る宝庫となっていると自負している。PCでは広告も楽天のみに絞って、アフェリエイトも熱心にはやっていない。しかし巷では、どこかのコミュニティサイト運営のブログ投稿だとアフェリエイトまがいの広告の縛りがあって、とても自分らしさは出せないよな~なんて・・・具合が悪いなか熱中してしまって、またまためまいが押し寄せてきた。(泣)

 ともかくも体調が良くなるまでの2日間、ぐっすりと寝ては起き、その度に1つ1つ思い着くままに考えをまとめて行った。例えば、手帳があまり活用できていないなと思っていたので、その点を見直したり。予定の書き出しとやることリストなどは当たり前なので抜かして、11月~12月の2か月間限定の「行きたい演奏会&展覧会&旅」などの情報をたっぷりと詰め込んだ手帳を実験的に仕込んでみた。

 年末まで2か月、ワクワクを仕込むのには打ってつけのこの時期。新聞、雑誌、ネットなどあらゆる情報から、自分が欲している催しや今だから見られる場所や美味しい物のリストも忘れずに仕込んでみたい!そんなこんなで体調の悪い中、寒くなるこの時期を最高に充実させる手帳作りに励んだ。そうこうするうちに、「展覧会のはしごや演奏会&映画と美味しい物をチェックできるリスト」が出来上がったので、精神的には満足するなか、そのまま寝入って体力を温存するべく朝まで熟睡してしまった。

    考える人

ワクワクリストややることリストなどもゲームの攻略に近い。達成感を味わえる「アフター5&週末が充実する」テクニックをたまには磨かないとね。いつもと同じやり方じゃ錆びつくかも!と、体を労わりながらも考えた連休だった。

 自分のオフ時間をどうやって、充実させて行くのか?それが一番人生の中で、自分らしさを出せるし生き甲斐にもなるだろう。

いつでも、こうして時代の空気をすくい取って行きたいもの。
 それにはやっぱり元気じゃなきゃね。(笑)

                                        ライカ

友達を増やすことってほんとに必要?


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               品川インターシティでカッコつけて(笑)(10月12日撮影)

 おしゃれは生まれつきのギフトではなく、誰もがやれば上達するもの。訓練をすればうまくなるものなのです。毎日毎日少しずつ上手になり、そうして一生をかけて完成させていくものだと思っています。20代の女の子よりも60代の女性のほうが、うんとおしゃれで素敵!そうあるべきだし、そう信じて私自身毎日服を選び、コーディネートし、着ているのです。
                                        「おしゃれな人はおしゃれになろうとする人」より 大草直子 著 (幻冬舎)

 わたしは、実は友達が少ない。片手で足りるくらい。もちろん知り会いはたくさんいるし、仕事仲間なども大勢いるけれど、「友達」と呼べる人はほんの少し。1か月に1回会う友達もいれば、1年に数回がせいぜい・・・という人もいるが、会う頻度にあまり関係なく、年齢差・職業の違いがあっても心の底からリスペクトでき何かあった時にはとにかく駆けつけようと思える人が、本当の友達だと思っている。

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              たまの女子会は楽しい!?(10月12日撮影)

わたしにとって友達とは、空いた時間を埋めてくれる存在でも寂しさを紛らわす存在でもないと感じる。だから、通常そんなにたくさんはいらない。まあ、有事に駆け付けてくれる人も、思い出すのは5人ぐらいまでかな?若い頃は
とにかく知り会いを増やして、それこそスケジュール帳を真っ黒に埋める事で満足したり、価値観のズレをごまかしてまで一緒に行動していたりもしていたが、今ではそんな事もなくなった。

 50代も半ばとなり、自分の中で「正しいこと」「正しくないこと」はもうある程度判断がつき、それが合致していないことが分かると、稀に一緒に居ても「ん???」となってしまいかねない。自分の価値観を相手に押しつけるわけにいかないから、この微妙な価値観のズレが大きくなってしまうと、お互いに
何となく離れて行くことになる。

 けれど、それでいいんじゃないか?と思う。他人との間の取り方を訓練する10代。様々な経験を供にするパートナーを探す20代。自分の生き方がだんだんと固まって、生活や環境の違いがライフスタイルに出てくる30代。子どもや周囲の関係から、ある時は爆発的に友達が増えたりして、嫌なことも楽しい事もたくさん経験し、だんだん淘汰されていくのが40代以降かな。

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           会社前のシンガポール料理店。すっごくおしゃれな店。(10月12日撮影)

 正直、人生40代からが本当の限られた友達との関係が生まれ、そこからもっと深くて温かな縁を築いていける時だと感じる。
この年代から皆、お互いに仕事や子育て・親の介護・家の問題や夫の仕事のサポートなど、女性の共有する範囲は、それはそれは大きくなるもの。

 だから忙しさの中でも
「ふっと友達の顔を思い出すと、お互いを支え合う、安心できる、会えばじんわり、涙が出てくる・・・そんな濃密に過ごせる時間を、もっと積み重ね楽しみに変えて、愛おしい関係を維持・継続して行きたいと思うのだ。少しは大人になったと思う今のわたしの友達観だが、近頃はSNSという媒体も増え、文字の力で癒されたり元気をもらったりとそれはまた、いいものだったりする。必要不可欠かも。

 今年、朝の早い時間に通勤の道すがら忘れられない出会いがあった。何年も前は毎日一緒にいることが当たり前だった彼女。わたしより3つ年上で、元気な姿でお互いを発見した。思わず駆け寄って抱き合うぐらい嬉しかったし、思わず涙が溢れてしまった。傍らに咲いていた水仙のいい香りに誘われて、二人して写真を撮りもした。

 過去に濃密な時間を過ごした経験は、遠く離れていてもあっという間に時間を引き戻してくれる。1日中幸せな気持ちだった。

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                 長時間の会議を制する眠気覚ましの特効薬!

 色々あった苦い思い出も、時間が経ってセピア色になると、いい塩梅の話ネタになるもの。

大人には
大人のトモダチ作戦があってもいい。
友達って言える人ってやっぱり特別だよね。

                                                                                    IMG_20171014_153700

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