LifeTour21st

自分の生活をアレンジする旅に出よう!

旅プロデュース

旅を作る。

           ティファニー

 ある時、老齢の外国文学研究者が、誰にでも「一世一代の旅」というのがあるものらしいと、語っていたことがありました。~中略~私がその「一世一代の旅」を翻訳すれば「取返しのつかない旅」ということになるような気がします。それは、もうそのような旅は二度とできないということを意味します。                            「旅する力」沢木耕太郎・著(新潮社)より

 前回のブログで、仕事がパンパンな時ほど、バカンスや旅の本を読んでしまう・・・という事を書いた。それは、8月の声を聞いた今週、私の中ではすでに現実になっている。最近、わたしの旅をする力の根源となっている書籍、沢木耕太郎氏の「深夜特急」1巻を読み返しているといころだからだ。作者がなぜ、ユーラシア大陸横断の旅を思いついたのか?その原点をもう一回抑えておきたい!と読み返している。

  沢木耕太郎氏の「深夜特急」旅ルート

 旅とは何か?その問いに対する答えは多分無数にあるだろう。今、わたしの考えている旅の定義、それはまず「途上にあること」という状態にあると言える。だから旅とは、紆余曲折の人生に似ているとも感じる。

 大好きな映画にトーマン・カポーティ作の「ティファニーで朝食を」があるが、主人公ホリーの名刺には「トラヴェリング(旅行中)」という文字と名前だけが刷り込まれている。彼女にとっては、南米の海岸やアフリカのジャングルだけでなく、マンハッタンに住んでいる時でさえ、トラヴェリング(旅行中)であることに変わりない。まさにホリーは「途上にある者」なのである。しかし、旅は同時に終わりがあるものでもある。始まりがあり終わりがある。そこに今回のタイトルの「旅を作る」と言う思案の入れ込む余地があると言えないだろうか。

 人は旅をする。だが、その旅はどこかに在るものではない。旅は旅をする人が作るものだ。最近では仮に、グッと減ってきたツアーなどの団体旅行であっても、旅はどこかその人によって作られているという空気が漂うものだ。

   マカオへ

わたしの考える旅の醍醐味は、ガイドも読み込みその土地の物も食べ絶景などを堪能しつつも、ふっと入った画廊で、信じられない作品を見つける!とかいう ”おまけ=サプライズ” がついてくる旅が理想だ。

 例えば、イタリアでサッカーを見て、世界遺産を堪能し、小さなトラットリアでパルメザンたっぷりのパスタや焼き立てのピザを食べるが、時間が余ったので、ふと思い立って隣街まで電車で行ってみる。夕方何気ない宮殿で、レオナルド・ダヴィンチの小さなスケッチを見つけ秘かに驚愕する・・・。とこんなのが最高!

 普通 旅というと、行きたい場所や時間を決め、綿密に旅程を組むことから始まる。しかし事前に、興味があることや知りたかったこと、出会いたい人や物などを自分なかで純粋培養しておき、いざ!というタイミングの旅先で、その溜め込んだ英知を引き出せれば、きっと「おまけ=ちょっとした驚き」がついてくること請け合いだ。最高の旅になる確率大だと思う。

   フェリー

さぁ、持ち物を最小限にしながら無限のおまけを手に入れる旅の準備を始めてみよう!
ヒントは、映画、本、食べ物、芸術、建物など、ちょっと掘り下げて興味の幅を広げておくことで、意外なおまけが見つかるかも!
 まだあまり知られていない、レアな自分だけのおまけを見つける欲張りな旅、それが私流の夏旅だ。

                                         フォトブック

夏準備~旅は書くことで完結する。

   猫の海
     日本の海上には、たくさんのネコが暮らす島が複数ある。

 もっと、力を抜いて自分らしく生きたい。自分が自分自身の敵になってしまったらかわいそう。自分を否定してしまうと、もうどこにも居場所がなくなってしまう。それは、とても苦しい事です。若い人が一生懸命ものごとに取り組んでいる姿を見るのが好きですが、たまに、力み過ぎて傷ついている人を見かけると、痛々しく感じます。人に許してもらわなくてもいいから、自分だけは自分を許してあげてください。          「スタイル・ノート」槙村さとる・著(幻冬舎)より

 最近、疲れが溜まりやすいので、ともかく「疲れたらすぐ寝る」の毎日だ。ちょっと前までは深夜でも全然大丈夫だったし、早朝も問題なく起きられていたのに今ではまったく起きられない。これはちょっとヤバい!必然的にやる事を先送りにしてしまうため、期限までに収まりきらない可能性も出てくる。ほんと冷や汗モノもの。

 でもねぇ、いずれにしてもカラダが寝たがっているんだから、甘やかしてあげなくてはね!仕事のことを考えると、なかなか自分を甘やかすってできそうでできないもんよね。合理的、計算ずくで何でもやれるうちは良いけど、無理になってきた時にそれをカバーできるだけの余分な時間は必要だもの。
 あ~あ、何だかわたしも、歳を感じてしまうってこと現実なのね。(笑)

   瀬戸内

 ということで、今週も週の真ん中あたりの水曜日を家での執筆作業日にして、溜まった原稿を早朝からバリバリこなし、夜までノンストップ~!好きでやりがいのある仕事なので、それでも疲れを感じず眠くならずに集中できた。

 と同時に、あいだの昼休憩を1時間とり、わたしにとってはモチベーションのかなめである夏旅の仕込みをして気分転換した。キーワードは ”エコ旅で穴場をゆく” 。今まで行きたかったのに何らかの理由で機会なく行けずだった場所。

 色々地図上を検索しながら、自分の中の整理をすること20分。そこから、様々な行き先への航空券を探すこと20分、大体の目星をつけて、今回はゲストハウスではなく場ケーションハウスと呼ばれる宿泊施設(貸し別荘)に決めた。あとは値段と予約開始日時を調べてと・・・航空券の手配をして終わり。1時間でおおかたの夏の予定のセットアップが終了した。
 あとは、予定日までに旅の手順を組んだりするだけ!

   ローカル線

 私の考える旅は、常に書き換えて行きたいと思っている。古い行き方の地図は捨て、新しい周り方の地図に塗り替えるのがとっても大事だとも思えるからだ。特に複数回訪れる場所なら当然、前とは違う視点で新しい場所の開拓や行けていない所の追加をして行きたい。

 まず、新情報を入手して現地へ行き、その土地の物を食べ、風景を写真に収める。写真には少々こだわりを持って取り組みたいと思っている。意識してアルバム作りを考えて動くことを最近覚えた。被写体の構図、フォーカスの仕方など、基本的な事を見直している。

 そして最後は、こうしてブログに紀行文を書き、写真をまとめることで、わたしの旅は完結するのだ。記録として残せるのである。だからいつも、旅の終わりは心地よい疲れを感じながらも、早く帰って紀行文を書きたい気持ちでワクワクしている。これも行きたいところを絞り込んでいるせいだろうか。
 この夏もしっかりと ”いい旅夢気分” を得るため、カラダを整えておきたいものだ。

   夏列車

 ああ、風の匂いが変わったな!と感じる夏の旅。心もカラダもゆったりとできるなんて旅が最高!
  だけどあくまでエコ旅に拘る。根っからの貧乏症(泣)だもんね。

                                  飛行機雲

Vacannsを楽しむ余裕を!

ニース
 かの有名なニースの海岸、貫一お宮の熱海海岸ではない!(笑)

Vacannsとは?.....フランス語で「空っぽ」という意味。
現代のヨーロッパ感覚では「長期休暇」ということらしい。

いつの頃だっただろうか。ヴァカンスという言葉がわたしが知っている休暇の持つ意味と全然違うものだと知ったのは。たぶん30代で、少し大人になって色々な小説などを紐解き、そういった有閑マダム系の本に刺激を受けてから、夏・冬とアジア中心に海外へ1週間近い旅に出るようになったのだった。

 主な行き先はシンガポール、香港などの旅で、現在のわたしの弾丸旅スタイルとは程遠く(笑)、エレガントでリッチな旅ばかりだった。シンガポールでは、かの有名な小説家(サマセット・モーム)が常泊していた「ラッフルズ」に滞在したり、香港では「マンダリンオリエンタル」で香港の中華を堪能するなどといった、今ではとてもあり得ない休暇の使い方をしていた。

ヴァカンス
 港の月明りは、ゆったりと落ち着かせてくれる。

 本来フランス人が日常的に思い描くヴァカンスは、1年間の間に夏と冬で5週間分の有給休暇を取ることで、11ヶ月は必死で働き、夢のヴァカンスへ旅立つのだ。そこで、その長い休暇に何をするのか?といえば、「何もしない・・・」のだという。
真夏や真冬には無理をせず、のんびりして、心身ともにリフレッシュするのがフランス式、しかも、「そろそろ働きたいな」と、飽きるまで休むのが流儀らしい。帰省やそれ以外のイベントは週末に入れて、日常的にこなしておくとも言われている。1年間のヴァカンス費用はフランス人は約30万円、日本人は10万円という平均データもあり、まさにヴァカンスのために働く、という概念が当たり前に成り立っている。

 美しいビーチや山や湖のある避暑地で携える物は本と水着と美味しい食べ物、お酒だけ。あとはひたすらのんびりする。メールもチェックしない、もちろん仕事もしない、ない、ない、ずくしなのだ。徹底できれば本当に夢のヴァカンスになる。まあ、貧乏ヒマ無しのわたしには長期間なにもしないで過ごすことは絶対に無理だろうな。(笑)

沖縄リゾート②
 沖縄の澄んだビーチも長期滞在にはGood!

 しかし、この夏の6日間の休暇は、始めて何もしない!という休みにしてみた。それでも、1日はセミナーと断・捨・離でもう1日は特定健康診断だ。あとの4日は、ひたすらのんびり、とにかくよく寝た。日頃の蓄積疲労が溶け出して、眠いことったらない。確かに仕事が休みだとメールも見ないし、原稿も書かないと指や目の疲れも治まってきた。

 あとやったことはこのブログを2本書いたぐらい。本も7〜8冊読んで、身体がすっきりとしてきた感じ。誰にも邪魔されないこんな4日間。至福というのはこういうことかも知れない。

ヴァカンス②
 大事な時間の演出してくれる場所は貴重。

 ひたすらのんびりした後のバスタイムは、いつもならやらない自己流の頭皮マッサージを専用のオイルでゆっくとやってみる。あれこれと頭を使わない日だからこそ、自分の身体のメンテナンスもことさら楽しいもの。そして、そのうちヴァカンスと呼べるような長期休暇を取るよう、働き方や旅の仕方もシフトチェンジしていきたいと、また思い始めている。

 ゆったりとした休暇やゆったりとした旅の計画は、やはり半年前から始めたい。思い描くだけでなく、航空券を手配したり、ホテルのチェックなども抜かりなくね。
なんて夢に遊ぶような旅もまた始めてみよう・・・かな?

                  沖縄リゾート

旅のコンセプトを考える。

115089
   京都にある緑苔の美しいお寺。
 ある程度の年齢になったら、メイクやファッションは、女性にとって「名刺」のようなもの。「私はこういうふうに生きてきました」、あるいは「こういういふうに生きていきます」という意思や生きる姿勢が、自然と外見に滲みでるものです。これから一緒に人生を歩んで行きたいと思うのは、自分自身の思い出や作り手の思いが伝わってくるような「ストーリーのあるアイテム」です。たとえば革のブルゾンやジュエリー等、何十年も使い続けていると、たとえ物であっても、血の通った自分の一部になってくるような感覚を覚えます。
「熟女は薄化粧・年齢を味方につける大人の生き方」 伊藤緋紗子 著(講談社)

 旅が好きで今まで、国内外様々に思いつくまま訪れてきた。そのつど思い出の引き出しはどんどん増えている。昔のように写真をとりまくり、帰ってからの写真現像や友達への焼き増しなどの作業はもう今では姿を消した。しかし旅の面白さや味わいは年々深くなってきている。高校を卒業した頃、「さあ!これから行きたいところへどんどん旅しよう!」と大学生の自由さとバイトで貯めたお金をすべてつぎ込んで色々な所へ行ったな。怖いものなんか何もなかったし。今、思い出してみても旅の思い出は懐かしいというより、とにかく楽しかったとしか思い浮かばない。それがたとえトラブルであろうと、
後々友達との楽しい笑い話になるだけだ。

旅コン③
 テーマを持って、さあ旅立とう!

 今回、改めて書いてみたかった事柄、「旅のコンセプト」を新たに考えてみようと思いたった。コンセプトの意味はというと、物事の概念や観念を表しその物事の骨格を表す言葉、とある。そうか〜骨格ね。私の思っている好きな旅の骨格を見出し、今年の旅の「テーマ」を決めてみようかな。今までは季節や観光名所、ご当地グルメなどの一般的な観点で、いわば旅先をムードで決めていた。しかし今年はもうちょっと突っ込んでみて、コンセプトに沿って行き先を決めて、どのように現地で過ごすかというストーリーを編んでみたら、旅そのものが膨らんで今まで以上に楽しく面白いかも知れないなと考えた。

サントリー
白州の森はウイスキー博物館やショップ、レストラン等があり、ゆっくり楽しめる。

 2016年の今年、旅のテーマはずばり「美」としてみる。美しい景色や美しい焼き物・布を求め、五感に訴える旅がしたい。あっ!ット美味しいものは美しいよね(笑)。数年前だが、山梨県北斗市にあるサントリー白州の森」 を訪れたことがある。6月のバスツアーだったと思うが、朝もやがかかり森全体に鳥の声がひびき渡るようなところだった。あとでこの森がバード・サンクチュアリであると知った。
美しい野鳥の鑑賞画を敷地内ショップで手に入れ、青々とした森から漂うマイナスイオンをたっぷりと浴びた後、工場とバーでできたての白州や響のオンザ・ロックを頂いたが、その美味しいこと!と言ったら本当に格別だった。空気と水の良さでか4杯近く飲んだが、自然の恩恵にめぐまれ、悪酔いせずに帰れた。とにかく美しい森の中にある工場は印象深く、マイナスイオンの効果か、その後数日はお肌の調子がすこぶる良かったことを覚えている。新テーマの「美」の観点からも好印象で、またぜひとも訪れたい所だ。

ビエナビエナ2
  ホテルピエナ-神戸物語はここから始まる!物語の句読点。

 せっかく泊まるのだったら、ホテルの朝食で美味しい場所を旅先に選ぶのもいい。今年行きたいのは、兵庫県神戸市の三宮にあるホテル”ピエナ”に泊って、最近国内で一番人気の朝食(2200円)を食べに行き、神戸の街を20年ぶりだが散策してみたいと思う。
このホテルはヨーロッパ調で、室内の家具はイタリアセルパ社製、ベッドはシモンズのものと、かなり大人向きの洗練された宿泊が可能だ。通常1泊6500円〜と安価なのも魅力で、神戸のラルフ・ローレンショップを訪ね、カーテンやベッドカバーなどを物色するのも審美眼的で美しく過ごせそうだ。

旅コン⑤
  時間を気にせずローカル線の旅、なんて贅沢。

 今、1年間のおおまかな旅の予定を立てている。家族3人で行く旅先は、息子が決めてくれるそうだ。でも費用は私〜!?・・・。
さて、どこになるか楽しみ。家族のコミニュケーションに旅はぴったりである。旅が決まるとそれまでの日常が俄然輝いてくるから不思議。大変なことも頑張れる日常のモチベーションになるので、大いに旅の効果を活用したい。


さあ!旅の準備をしよう。

旅仕度③
 旅に出る朝、十分に寝足りていたことありますか?私はいつも睡眠不足。ゆうべの疲労を引きずって、体調は「底」に近い状態で、こんなふうで旅程の第1日を、つつがなくすごせるかしらと思うほど。行きの乗り物の中で熟睡し、現地に着く頃、ようやく並の水準にまで回復している感じ。「もっていくコーヒーを探して、夜の11時過ぎにまだ、コンビニをうろついていた」とか「着るものを考えていて、はっと気づいたら1時を回っていて、最後の方は熟慮も何も放棄して詰め込んだ」なんてことばかり。皆さんにも、思い当たるフシがあるでしょうか?
                                 岸本葉子 著 「女の旅じたく」 より
 ある文学者がエッセイに書いていたことに、「旅は出かける前が一番楽しい」と。私は「嘘でしょ!」っと思う。出かける前こそが準備に追われて一番苦しいんじゃない!っと言い返したいくらい。留守宅の戸締まり、行く先の様々な調べもの、荷物に入れるものの取捨選択なんかがもう、大変で全然楽しくなんかない。しかも大体が仕事や家のことで時間に追われている主婦だもの、いつも主人からは「時間の見積もりが甘い!」などと小言を言われ、なかばふてくされる始末。頭が煮詰まってくるのに耐えつつ、「もう!面倒!いっそのこと行かない方が楽」と放り出したくなることもある。でも過ぎてみれば、旅支度の焦燥感に駆り立てられたような感じには独特のものがあり、やめられない媚薬のような高揚感が旅を期待させ盛り上げていくのだな、とも感じる。最低限のポイントだけは押さえつつ、愉しみながら余裕のある旅仕度がしたいものだ。

旅プラン

 旅の必需品も以前では、「耳栓」、「レトルトの白粥」「スティックコーヒー」などがあったが、いまでは薬や化粧品ぐらいしか持っていかない。3泊ぐらいまでならほぼ、日帰りと同じ状況の荷物しか持たない。何で移動するかが大きなカギだが。国内で車移動だとなんでも詰め込んで出かけられるので目いっぱい荷物を積んでいく。これが一番準備しないパターンの旅。電車、バス、飛行機とかになるとどれだけ「軽く」できるか、ということが一番重要であるから、紙1枚でも(笑)減らしたい。財布もスマートにして、余分な書類や本もできるだけ持たないようにする。本の類が特に重いのでガイドブックなんてありえない。ほしい情報や交通経路は事前に調べてメモするなどはしっかりとやっているつもり。衣類の取捨選択が女性の場合一番の難関じゃないかと思う。どのくらい持たないで出かけられるかゲームの攻略と似ている感じ。あと旅行雑誌によくある提案だが、「着古した衣類で出かけて、現地で買って古着は捨てるのがおすすめ」という話は私は反対。買うのは良いが、現地で捨てるということには抵抗があるからだ。

旅準備

 旅行で留意したいのは服装で、特に重ね着などの「防寒対策」が大切だ。ここが一番重要なポイントかもしれない。乗り物やホテル等、どこも寒い!と思うことが結構ある。これは海外でも一緒。真夏のバスツアーなどで何度、冷凍まぐろになりそうな気分になったことか。更年期真っ只中の現在、この防寒対策には気を付けている。先ごろは合わせて紫外線対策も気をつけてやっているが、準備が大変だったとしても、これだけは!という部分は抜かりなく押さえておきたい。

旅立ち

 さて、年末年始、出かける予定は様々あるが、少しずつ準備をしようと思いつつ記事を書いている。実際には直前にバタバタとやって、必ず私の場合忘れ物は絶対あるし、後悔してしまうような洋服のコーディネートになったりしちゃうんだろうなあ、と思う。しかし、旅は非日常だからこそ、ちょっとしたアクシデントは返って楽しむほうが良いのかもしれない。リスク対策などポイントは押さえつつもバッファは確保し、ちょっとゆるいくらいが丁度いいと感じる。「心を穏やかにし、鎮める旅がしたい」というのが今の気持ち。夕暮れの空の色や冬の到来の強い風に吹かれたりしながら、自然が創りだす美しさに圧倒されたい。
日常からわずかの時間でも離れて得られる ”心を整える時間” こそが私の「Better Life」なのだから。
                           イラスト

多摩・島 info.

青ヶ島
 伊豆諸島・青ヶ島
アウトプットばかりの毎日・・・だから時々、日常とは正反対のことがしたくなる。「旅に出るのはそのため」でいい気分転換になる。学びはリフレッシュで、発見はレクリエーションだ。            日経ウーマンより

 西多摩地域の旅をテーマに、ブログに幾度かアップしてきたが、その中で、” 西多摩地域と島しょ地域の観光促進レポーターを募集 " というちらしを、青梅のあるカフェで見つけてきていた。忘れていたのだが、10月募集開始なので今回紹介しようと思い、筆を執った。

地域レポーター
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「多摩・島info.」 レポーター大募集!
東京をもっともっと好きになる
あなたの旅行体験をフェイスブックで投稿してください。
みんなのいいね!が集まる口コミサイト
ご協力頂いたレポーターの方へ1宿泊あたり2000円の旅行券を進呈します!
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発信元の東京都では、「多摩・島しょ観光PR事業」 でのレポーターを募集しており、登録を受け付けている。
①西多摩地域
 ー青梅市・福生市・羽村市・あきる野市・瑞穂町・日の出町・奥多摩町・檜原村
②島しょ地域
 -伊豆諸島(大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島)
 -
小笠原諸島(父島・母島)

神津島
 神津島の名物露天風呂(学生時代に行ったが眺めが抜群だ)

 レポーター登録と諸処の手続きをしてから、旅行に出る。規定に沿ってフェイスブックに各地の名所や案内などを記事と写真を交えながらアップをしていく。旅行から戻ると、サイト上にアップした記事が掲載(予定)されたら、その後、掲載料として2000円分の宿泊券(旅行券)が郵送で送られてくるーといった仕組みだ。旅と写真のアップが困難でなければ、レポーターデビューしてもよいと感じている。紅葉をテーマに西多摩地域を紹介してみようと考えている。

奥多摩湖の紅葉
  奥多摩の紅葉

 多摩地域の旅は私の小さなテーマなのでちょっと被ってるな〜なんて思ったが、東京都のよいところをどんどん紹介するという一種の貢献活動なので率先して応募してみようと思う。なお、行きたい地域が多数になった場合は抽選のようだ。

映画で世界旅行しよう。

Life0
 自国の中で行ったことのない場所を旅行するのも、海外を観光するのも楽しいことではある。しかし、本当の旅の喜びや学ぶべきことは、地面を直に歩き、見ることから生まれる。旅の醍醐味とは、思いもしなかったことに疑問を持ったり、自分が知らなかったことを学ぶという事なのだ。
 旅によって啓発され、人生をよりよい方向にかえていくことを願う。今よりも成長し、さらに幸せになるのだ。人生は短い。だからこそ、力強く遠くへ旅立とう。成功への第一歩を歩み初めて欲しい。” どこか世界の街角で会おう。”              「冒険投資家 ジム・ロジャース 世界バイク紀行」序文
プロローグ>
 ここ数年、映画を観る機会がめっきり減っている。どうしても観たい映画がなかったこともあるが、2〜3時間映画館で座っている時間をとることが億劫だったとも言える。DVDだと更に悪く、まず、落ち着いて座っていられない。細々とした雑用で、立ったり座ったりの繰り返しだ。それでも今年劇場で観た1本とDVDで見た1本は、最後まで目が離せず座ったまま動けなかった。そのDVD一本が下の映画「LIFE!」だ。
Life1〜人生を変える冒険が始まる〜
アウトライン>
 「LIFE」誌の写真管理部に務めるウォルターは、何ひとつ代わり映えのしない日々を繰り返している。彼の唯一の趣味は、現実から逃避して突飛な空想に浸ること。ある日、最終号の表紙を飾るネガがないことに気づく。彼は一大決心をしてカメラマンとネガを探す旅に出発する。そのありえないほどの波乱万丈な冒険の道のりが、彼の人生を一変させていくのだった。見どころは、N・Yから数日間の間にアイスランドまでたどりついたかと思えば、すぐにそこからヒマラヤに行くという強行だ。新しい次元に行くための移動である。しんどいけど気持ちの上では近道だ。それを選んで突き進んで行く主人公にハラハラ、ドキドキさせられる。次の仕事、どうしよう!という身辺の不安が見事に吹き飛ばされて爽快な気持ちにまでなる。彼にとっての移動時間は自分の中に「創造性=クリエイティビティ」を生み出し、新しい思考を短期間で育むベースだと感じる。そして、最後の「LIFE]誌を飾る表紙とは何か?・・・奇跡と感動のヒューマン・アドベンチャーとなっている。
(ベン・スティラー、シャリィー・マクレーン、ショー・ペンなどの最高なキャストとデビット・ボウイの主題曲なども注目点)
Life3
モノローグ>
 映画ほど一瞬にして、空想の世界に連れて行ってくれる存在はない。20代の頃は毎週オールナイトを観に、友人と新宿まで車を飛ばして行った。年間かなりの本数の映画を観ていた。良い映画には、良い作り手の深い考えと、ポジティブなエネルギーが流れていて、見終わったあとに爽快感ややる気がみなぎってくるところが素晴らしい。だから、自分にとって、価値ある1本に出会いたいと思う。「LIFE!」を見て得た感想は、--人生は本当はシンプルなもので、むすかしくしているのは私たち自身ではないか?
--こんなふうに感じた。世界をまたぎ、心の旅が容易になった現代、自分を振り返るプライムタイムを上手に持ちたいものだ。

エピローグ> 
さて、
ひさしぶりに映画を観に行きたくなった。厳しい問題をバシバシと解決するような女性の作品がいいな。自分自身、根拠のない自信にあふれるような。。。
        

今年の夏は何処へ行く?

本島界隈
 瀬戸内海の夕日
 政治家時代のわたしは選挙をはじめとして、ことあるごとにあちこちを旅行した。数えたこともないが、訪れた場所は全国に及び、その場所も相当な数になることは間違いない。
 しかし、そんな旅行はほとんど「旅」とはいえず、政治事務所が移動しているといったほうが実際には近かったかもしれない。ただただ飛び回って、能率的に時間を稼いだようなものだった。いつか、ゆっくりと旅をしてみたい、というのがその頃からの密かな願いだった。
                                                              細川 護煕 著 「ことばを旅する」
パンフパンフを集めるところから旅ははじまる。

 6月末。今年の半分が終わろうとしているところで、この夏の旅の予定をぼーっと考えている。8月のお盆には息子が帰省する予定なので実家の夏を家族で満喫したい。やはりここはあまのじゃくっぷりを発揮して人の集中する時期を避けて、まずは7月中旬に、2〜3泊で出かけたい。

 行き先は、主人のふるさとである広島の中でも東に位置する尾道市。お目当ては柑橘類のテーマパーク「シトラスパーク」と、瀬戸内の小島「本島」に渡り島の生活の様子を見て回る事の2つと考えている。四方を海に囲まれた周囲10キロにも満たない小さな島が、瀬戸内にはたくさんある。毎年、少しづつ訪れてみたい。小さな島はそれ自体がひとつの国のようだ。非日常を楽しみに行きたいものである。

 8月のお祭りや花火は、いくつになっても心躍る行事だ。仕事は真夏で辛いものがあるが、暑さも味方につけられるような1ヶ月にしたいところである。月末には1泊で避暑を兼ねた晩夏旅を予定する。行き先は、前々から気になっていた山梨県北杜市の清春芸術村で、絵画や建築までアートを満喫する。お目当ては光の美術館のベルナール・カラトンの絵画やゴッホの版画なのだが、是非ともじっくり堪能したい。また、芸術村の中に仮設されている、ラ・リュージュ(シャガール、モディリアニなどが住んでいたパリのアトリエと同じ設計のアトリエ)を訪れて、現在の国内の画家たちの作品制作の過程を鑑賞できたらと思う。また、安藤忠雄、藤森昭信など建築家の設計の建物、レストランなども訪れたい。なお、帰りの山梨ワイナリーめぐりははずせない。

 大人になった今、若い頃の大胆で派手な旅行はもう似合わないと感じている。季節を肌で感じられる場所を選んで、1つ1つ大切な思い出にしていきたい。 大人のたのしみ、「ちいさな旅」のおすすめ・・・である。





旅の計画 する派?しない派?

旅準備1

 「私たちは、旅の途中で、さまざまな窓からさまざまな風景を目にする。
それは飛行機の窓からであったり、汽車の窓からであったり、バスの窓からであったり、ホテルの窓からであったりするが、問題なくその向こうにはひとつの景色が広がっている。
 しかし、旅を続けていると、ぼんやり眼をやった風景の向こうに、不意に私たち内部の風景が見えてくることがある。その時、私たちは「旅の窓」に出会うことになるのだ。
その風景の向こうに自分の心の奥を覗かせてくれる「旅の窓」に。
                      - 沢木耕太郎 著(幻冬舎) 「旅の窓」 より - 

          GCT
        親友
と家族で行ったN・Y。一番準備しなかったスペシャルな旅。

 私が企画ツアーではなくフリーな旅にこだわる理由は、「ずっと変わらない自分を確認する」ためだったりする。いくつになっても、自由に楽しいことをみつけたい、好きなことをみつけたい、と思えることは本当に幸せなことだと思う。
あれもしたい、これもしたい〜と自由に欲張りな旅を思い描いている(妄想)時が一番楽しく幸せだ。

 行き先、日時、何で行くかなんかが決まってしまうと、もう気持ちはしぼんでしまう。本当にあまのじゃくである。行く前にすでに終わった感があるので、せっかくの旅の計画(準備)が大体ひどくおろそかになる。間際まで何もしないなんてことはいつものこと
(笑)。スペシャルな旅でもちょっとそこまでの小旅行でも、何も変わらない。
準備も、新しい服やグッズを買ってなんてこともないし、ほぼ現地調達組だ。

 ともあれ、非日常の世界に身をおける旅は魅力的だ。あまり細部まできっちりとはキメすぎないようにしている。
天気に左右されたり、乗り物に乗り遅れたり、普段なら考えられないほど歩いたり、はじめてのものを見たり、食べたりと、その場の対処に心もカラダもフル稼働させて楽しむ。別にトラブルメーカーなわけではないが、フレームがきっちりしていることには、あまり興味が沸かないのである。

 私の考える旅は、自分と一緒に行く人が、いい思い出になってよかったね!楽しかったね!となれば良いので、ガイドブックもタブレットの検索も最低限にして、リアルな五感に訴えるような旅にしたいなあと。行き慣れたようなことを言っているが、実際はへなちょこで、人に頼ってやってもらいながら楽しく行かせて頂いている。
最後にもうひとつ、「新しい自分を発見する旅」は、人生の必要経費
かな。。。。

一人旅を楽しむ自分づくり

スナプキン

以前は、誰かのためにばかり時間を使ってたの。
他の人にとって何が大切かってことが、私の生活のすべてだった。
でも、私は変わった。自分をケアして、旅を楽しむことを覚えたの。
おもしろいことに、今のほうが周囲から好かれている感じがするわ。
                                     by リサ
                  (How Did I Get So Busy? より    ヴァロリー・バードン 著)
 passport我が家のデスク上の地図にパスポートを置いてみる。


 大きくみれば人生そのものが旅。細かくみれば、”ちょっとそこまで” も旅。
1ヶ月の半分以上、毎日7〜90キロ範囲のところまで仕事で出ているので、毎日旅の感覚がある。
例えば、お昼は暑くなってきたので深大寺のおそばを食べよう、仕事終わりにちょっと足を延ばして日の出のつるつる温泉に行く、とかね。だから週末にわざわざ出かけることが減っている。
 一人旅は憧れていたけれど結構ひとりで動いている。泊まらなくても、ショートで充分満足。ただテーマのある旅は90日働いたら行くと決めた。
さて何処に行こうか。色々考えている時が一番楽しいのかもしれない。
一人旅は最も洗練された大人の遊び。


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みーこ

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